人気沸騰中のダイエットにいいオイル
糖質制限中にはぴったりMCTオイル
糖質制限をしているダイエッターから今注目されているのがMCTオイルです。「ダイエット中なのにカロリーの高いオイルを摂取していいの?」「MCTオイルって初めて聞いた!」そんな方のために詳しく解説します。
MCTオイルは、パームやココナッツに含まれる中鎖脂肪酸(MCT)を取り出したオイルのことです。日本で一般的に使われている油は、植物油・大豆油・オリーブオイル・バター・ラードですが、これらに含まれているのは長鎖脂肪酸です。MCTオイルの中鎖脂肪酸は、長鎖脂肪酸に比べて鎖状の分子の長さが短くて、消化・吸収が速いことが特徴です。グルコースやアミノ酸と同じように門脈を通り、直接肝臓に運ばれます。エネルギーになりやすいので脂肪として蓄積されにくく、糖質制限中のエネルギー補給に役立つといわれています。
MCTオイルは無味無臭であり、スムージーなどのドリンクやサラダなど、どんなものにも合わせやすい特長があります。熱には弱いので揚げ物や調理には向いていませんが、味噌汁やスープなどの温かい料理には器に盛りつけてから足してあげるとよいでしょう。
身体には蓄積されにくいのですが、カロリーは一般的な油と変わらないので摂りすぎには注意が必要です。MCTオイルだけでなく、オメガ3脂肪酸が含まれるアマニ油、血液をサラサラにする作用に期待できるDHA・EPAなどいろんなオイルを摂り入れるようにしましょう。目的に合った脂質を賢く選んで、栄養バランスを考えて健康的なダイエットをしてください。