体重と体脂肪率の違い

体重よりも体脂肪率のが重要

ダイエットをするにあたって、「筋肉をつけたら太って見える」「体重は減っているのに見た目があまり変わらない」などの悩みを抱えている方がいます。実は、筋肉と脂肪は重さが同じでも大きさが違うので、体重よりも体脂肪率を重視する必要があります。筋肉は脂肪よりも密度が高いのですが、重量あたりの体積は小さいです。そのため、体積が小さければ、同じ重さでも小さく見えます。同じ体重だとしても、脂肪が多く筋肉が少ない方より、脂肪が少なく筋肉が多い方のほうが引き締まって見えるのはこの原理があるから。

ダイエットには体重計は欠かせないアイテムですが、スリムな身体にするには体重の増減よりも、体脂肪と筋肉のバランスをうまく保つことが必要です。体脂肪率を測りながら、筋肉量を増やして体脂肪率を減少させるダイエットに取り組みましょう。スリムな見た目を希望するのであれば、筋トレをして筋肉量を増やすトレーニングはお勧めしません。筋肉は脂肪の下にあって、余分な脂肪が存在するまま筋肉をつけてもより太って見えます。スリムな見た目にするためには、地道に脂肪を減らしてから筋肉をつけるしかありません。

ここでお勧めなのが、有酸素運動です。有酸素運動を20分以上行うと、消費したエネルギーを補うために脂肪を燃焼します。また、遅筋というしなやかで細い筋肉を中心に鍛えることができるので、大きな筋肉がついてしまうことはなくスリムな体形に近づけることができるでしょう。